高校化学がわかるTsuyo-piのブログ

高校化学が伸び悩んでいるそこのあなたに、あなたに合った学習方法を見つける方法を発信していきます。

濃度の大切さを甘く見ないで!濃度を理解して、化学物質を正確に扱える知識を身につけよう!!

皆さんこんにちは。

Tsuyo-piです。

 

美味しい料理を作る際に、

調味料の量は料理本の通り

正しく入れますよね?



しかし、

自分の作りたいのは3人前の料理

なんだけど、

料理本には2人分の分量しか書いてない

したら、あなたはどうしますか?

 

適当な量では、

不味い料理ができていまします。

 

美味しい料理を作るには、

料理の量に応じた調味料が必要、

つまり等しい調味料の濃度

にせねばならないのです。

 

美味しい料理を作るために

「濃度」を考えないといけないのと同様に、

化学を扱うときにも「濃度」

は十分に考慮しなければなりません。

 

濃度を考慮しなければ、

正しい実験ができない

正確な製品が作れない

実験には正しい量の物質が必要



のように、弊害がありすぎます。

 

特に受験生には、

与えられた問題を、

正確に解くことができなくなります。

 

それでは受験戦争に勝つことができません。

 

ここで濃度についての理解

を完璧にできたら、

ひとまずは、

化学の問題を正確に解くことが

できるようになります。

 

また新しく学習する内容でも、

濃度を使用することがあるので

他の多数の原理を

理解することができるのです。

 

というわけで、

それほど重要な内容である「濃度」について、

しっかりと理解してしまいましょう。

 

「濃度」というのは、

物質Aに物質Bが溶けている場合、

物質Aに対する物質Bの割合

を示します。

 

化学の分野では、

質量パーセント濃度

mol濃度

質量mol濃度

の3つが一般的に使用されます。

 

質量パーセント濃度は、

溶液の質量の何パーセントが

溶質として解けているか

ということを表しています。

つまり、物質を質量で捉えています。



mol濃度とは、

溶液1Lあたりに溶けている、

溶質の量を物質量(mol)で表しています。



質量mol濃度とは、

溶媒1kgあたりに溶ける溶質の量

を物質量(mol)で表しています。



 

質量パーセント濃度は、

中学校の理科で嫌ほど

学習したと思います。

 

高校に入って

物質量を学習した後では、

mol濃度を使用して、

正確な濃度を測っていたと思います。

 

では、質量mol濃度とは、

どこで使うのでしょう?

 

mol濃度では、

溶液の量を1Lと固定しています。

 

溶液の温度が変化すると、

体積が変化します。

つまり温度が変化する環境では

正確に濃度を測ることができません。

 

しかし温度が変わる状況でも、

溶液の質量は変化しません。

 

つまり、

温度変化により溶媒の体積

に影響が出る場合に、

溶媒1kgを基準にして、

溶質の量を測りたい時には

質量mol濃度を使用します。

 

質量mol濃度は具体的には

沸点上昇、凝固点降下

の分野で使用されることが多いです。

 

この分野では温度が影響してきます。

 

温度が影響してくる分野で、

濃度を使いたい場合は、

質量mol濃度を使う

と覚えといてください。

 

というわけで、

本日は、色々な「濃度」

について学んでもらいました。

 

質量パーセント濃度

mol濃度

質量mol濃度

 

3つの方法で

濃度を表すことができます。

 

質量パーセント濃度は、

溶液の質量に対する

溶液の質量の割合をパーセント

で表す方法

 

mol濃度は、

溶液1Lあたりに溶けている溶質の量を

物質量で表す方法

 

質量mol濃度は、

溶媒1kgあたりに溶けている溶質の量

を物質量で表す方法

 

この3つの違いを

確実に理解してくれれば、

濃度を簡単に扱えるようになる

と思います。

 

ということで、

最後までお読みいただき

ありがとうございました。