高校化学がわかるTsuyo-piのブログ

高校化学が伸び悩んでいるそこのあなたに、あなたに合った学習方法を見つける方法を発信していきます。

よく見る硫酸銅五水和物とは何? 原子レベルで構成を見て、完全に理解しよう!

皆さんこんにちは。

Tsuyo-piです。

 

皆さんは「硫酸銅(Ⅱ)五水和物」

という物質名を

聞いたことはありますか?

硫酸銅(Ⅱ)五水和物の結晶。綺麗な青色なのが特徴。



溶解度の学習をしていると、

硫酸銅(Ⅱ)五水和物の問題は

よく出題されていることが

分かります。

 

「普通の硫酸銅と何が違うの?」

 

と、誰もが一度は疑問を抱いたことが

あると思います。

 

残念ながら、学校では、

硫酸銅(Ⅱ)五水和物について、

さほど詳しく触れることなく、

授業が進行していきます。

 

「そういう物質があるから、

覚えてしまってね」

 

という、投げやり的な暗記を

要求されます。

 

つまり、大多数が

硫酸銅五水和物について、

よくわかっていいないのです。



だから、

硫酸銅五水和物がでてくる

問題を、難問だと認識して、

億劫な気持ちにさせてしまうのです。

 

しかし、

硫酸銅五水和物について

深堀して学習することで、

 

「なにが他の物質とは異なるのか」

 

ということがわかり、

 

「問題では、

何に留意して解いたらいいのか」

 

というポイントがわかるようになります。

 

つまり、

硫酸銅五水和物が

怖くなくなります!

 

というわけで、

硫酸銅五水和物について、

詳しくなりましょう!

 

結晶の中には、

一定割合水分子を含んでいる

物が存在しています。

 

水が含まれてても、

結晶になるなんて、

不思議ですよね。

 

このような物質を

「水和物」

といい、結晶中の水分子を

「水和水」

といいます。

 

つまり硫酸銅(Ⅱ)五水和物、

CuSO4・5H2O

は、硫酸銅(Ⅱ)に、

5つの水分子が結合した、

水和物なのです。

5つ水分子が結合



なお、通常は、

硫酸銅」とは、

硫酸銅(Ⅱ)五水和物」

のことを指します。

 

子供に

硫酸銅五水和物」

と言っても理解しがたいので、

硫酸銅

と略して教えている。

 

ということなんです。

 

CuSO4・5H2Oは、

よく溶解度の問題に

出題されます。

溶解度の考え方




ここで注意しなければならないのが、

CuSO4・5H2Oには水分子が含まれている、

ということです。

 

100gあたりの溶媒に

どれだけ溶質が溶けているかを表す

溶解度を求める際には、

 

CuSO4・5H2Oでは、

CuSO4の質量を溶質にして

5H2Oの量を溶媒に含めて

計算しなければなりません。

硫酸銅(Ⅱ)五水和物の場合の考え方



つまりCuSO4・5H2Oの溶解度は、

CuSO4の質量を使用して

求めなければならないのです。

 

このポイントを忘れてしまうと、

CuSO4・5H2Oを使用した、

様々な問題に躓いてしまうのです。

 

CuSO4・5H2O、

硫酸銅(Ⅱ)五水和物は、

一見複雑で、難しそうに感じてしまいます。

 

しかし、

CuSO4の質量を溶質にして

5H2Oの量を溶媒に含めて

溶解度の計算をする、

 

というポイントを理解できたのならば、

今後は硫酸銅(Ⅱ)五水和物への

抵抗がなくなることだと思います。

 

とにかく、本日は

「CuSO4・5H2Oを分離して、

CuSO4の質量を溶質に

5H2Oの量を溶媒に含めて

溶解度の計算をする」

 

というのを完璧に頭の中に

叩き込んでいってほしいと

思います。

 

これさえ覚えてしまえば、

硫酸銅(Ⅱ)五水和物を見て、

難しいと感じることも

なくなるでしょう。

 

ということで

最後までお読みいただき