高校化学がわかるTsuyo-piのブログ

高校化学が伸び悩んでいるそこのあなたに、あなたに合った学習方法を見つける方法を発信していきます。

物質が水に溶けるってよくよく考えるとどういう原理?普段気にしない原理を解明しちゃおう!

皆さんこんにちは。

Tsuyo-piです。

 

皆さんは

「物質が水に溶ける」

というのは、どのような原理で

行われているのか、知っていますか?

 

よく化学を勉強できているだと、

例えば塩を水に溶かした場合なら、

「水の中で、NaClが

二つのイオンNa+とCl-

に分かれるから、水に溶ける」

 

という風に説明できると思います。

 

確かにこの理解であっています。

 

しかしここで疑問に思ったこと

はありませんか?

 

「なぜ、水に入った途端に、

電離し始めるの?」

 

これに疑問を抱けたあなたは、

 

とてもいい着眼点

を持っている

 

と思います。

あなたは化学のセンスがあるかも!

しかし、

ここでこの疑問を解決

できなければ、

今後水溶液について学習していく中で、

 

常にモヤモヤした気持ち

 

になり、よくありません。

 

というわけで、

「水に溶ける」

ということについて、

原理を理解して、

疑問を晴らしましょう!

 

 

そもそも、

溶媒である水分子は

極性分子です。

酸素原子の電気陰性度は3.44

水素の電気陰性度は2.2

 

原子内の電気陰性度の違いから、

原子内に極性が微妙にできるのです。

 

水分子の場合、

酸素はマイナスを帯びており

水素はプラスに帯びています。

塩(NaCl)として存在している場合のイメージ

一方、

NaClとして存在しているときは、

お互いにプラスマイナス

で引き合って、

くっついて存在しています。

水の中に入ると…

しかし、

水の中に入ると、

極性の持った水分子の力

によって

NaとCl間の結合が

引き離されてしまいます

 

このようにして、

イオンの状態に分離されるのです。

 

このように、

溶質粒子(ここでいうNaとCl)

が水分子を引き付ける現象を

「水和」

といいます。

 

そして、

水和している

NaイオンやClイオンのことを

「水和イオン」

といいます。

 

Na+やCl-

は、熱運動により、

水中に拡散していきます。

 

そして最終的に全体に均一に

散らばります。

「温度が存在する=原子が動いている」ということになります

このうようにして、

イオン結晶(NaClなど)は

水に溶解するのです。

 

 

いかがでしたか?

水溶液に物質が解ける

ということの裏では、

このような原理が

働いていたことを、

なんとなく理解してくれたと

思います。

 

これで、あなたは

水に物質が溶ける原理を

説明できるようになった

と思います!

 

というわけで、今日は

イオンじゃなかった容態から、

イオン状態になってしまう

原理を示したイラスト

を目に焼き付けて

覚えてしまいましょう!

 

というわけで、

最後までお読みいただき

ありがとうございました。