高校化学がわかるTsuyo-piのブログ

高校化学が伸び悩んでいるそこのあなたに、あなたに合った学習方法を見つける方法を発信していきます。

わけがわからない! ややこしい分子の結合方法の種類を簡単にマスターするには?

みなさんこんにちは。

tsuyo-piです。

 

化学って覚えることが多すぎて

大変ですよね。

覚えるほど忙しい仕事はない



特に、化学を習いたての頃に学習した

分子の結合方法なんて、

似たような名前の結合が何個もあって、

なかなか覚えるのが難しかったのでは

ないでしょうか?

 

今更、その結合方法を

丁寧に学びなおしているのでは、

はっきり言って

時間が無駄です。

 

受験までの時間には限りがあります。

その時間を有意義に使ってい欲しい。

 

だから、このブログを見るだけで、

さらっと結合方法を理解して、

すぐにでも

他の演習時間に充ててほしいです。

 

そもそも、

結合方法は何種類あるか覚えていますか?

答えは、5種類です。

 

共有結合

イオン結合

金属結合

配位結合

分子間力

 

名前を見るだけでは、

違いなんてさっぱりですよね。

 

では、それぞれの違いを

簡単に説明していきます。

 

  1. 共有結合
    名前の通り、原子間でお互いの
    余っている電子(不対電子という)を
    共有することで成り立つ結合。

    お互い電子を共有しているため、
    分子間の結合力は強靭。


  2. イオン結合
    陽イオンと陰イオンが
    静電気力で引き合って結びついた結合。

    磁石のN極とS極が
    引き合う関係と似た感じ。

    一般的に陽性に金属元素
    陰性に非金属元素がくる。



  3. 金属結合
    鉄や銅のような金属元素の結合方法。
    金属結晶ができている。

    自由電子が存在するから、
    電気伝導性がある。


  4. 配位結合
    広い意味では、
    共有結合に分類される。

    共有結合との違いは、
    一方の電子が電子を2個供給して、
    もう一方の原子は全く電子を
    供給しない。

    余裕のある紳士(電子を供与できる原子)にすがる、
    乞食(原子を全く出さない原子)


    具体例は
    アンモニウムイオン


  5. 分子間力
    分子間に働く、比較的弱い力。
    すべての分子間で働くファンデルワールス水素結合がある。

    ここで水素結合とは、
    電気陰性度の大きい原子(N、O、F)の間に
    水素原子を挟んでできる結合。

    水の沸点が分子量に対して異様に高い原因。
    実は影の実力者。


このように、

結合方法がたくさんあります。

 

入試問題では、

最初の基礎問題として、

それぞれの分子が

どの結合方式をとっているか

問われることもあります。

 

なので、結合方法を理解していなければ、

楽な得点源を失ってしまことに

なります。

今までの努力が無駄になってしまうことも…

後半の難しい問題で得点を得ることは、

なかなか難しいことです。

 

確実に高得点を得ていくには、

このような基礎的な内容を

完璧に理解しておく必要があるのです。

 

 

ではどうやったら簡単に

覚えられるのでしょうか?

 

やはり、具体例に触れておくと、

より楽に覚えることができます。

 

イオン結合

金属原子と、非金属原子。

例えばNaCl

Naは金属原子で陽イオンになり、

Clは陰イオンになる。

 

金属結合は、

鉄、銅、亜鉛

そのままです。

「金」も金属結合

配位結合

NH4+アンモニウムイオン)

 

分子間力のなかの

水素結合は、

NH3、H2O、HF

「N」or「O」or「F」+H

必ず水素原子が入っている。

 

ファンデルワールス

すべての種類の分子間に働く引力

 

共有結合は、

ほとんどの分子間

 

たったこれだけです!

 

 

とにかく、結合の種類の違いを、

上記のように、具体例と紐づけて、

覚えよう!

 

さいごまでお読みいただき

ありがとうございました。